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株式会社 万果

営業部第二商品部

西村 雅之

2007年入社

海外を相手にする仲卸がいたっていいじゃないか。
中国に惚れ込んだ農業男子、10年目の大挑戦。

農業志望から、中国にハマって。
祖父の農園を受け継ぎたくて、農芸高校に、大学は農学部に進学しました。大学2年の時に、中国に一人旅をしたのがきっかけで一気に中国の魅力にハマりました。翌年、短期留学し、大学卒業後、本格的に中国を学ぼうと長期留学へ。最初は中国の歴史への興味でしたが、徐々に中国人との交流が面白くなってきました。留学3年目に母が亡くなり、留学を中断、帰国して就活に入りました。ほどなく2社が内定。1社は中国の旅行社で、もう1社が万果でした。旅行社だと、中国の旅行の仕事しかできないので、輸出などの可能性のありそうな万果にしました。入社後、現業を3年やり、営業になって、国内の仕事を7年ほどやりました。輸出をやるようになる直前は量販店様を担当してました。休みになると中国に旅行に行ってました(笑)。入社から10年ほど経って、輸出の話が来た時に「お前やるか」と言われて手をあげました。とてもラッキーでした。
僕一人で6億売ります。
所属は営業部第二商品部。仕事は当然ながら輸出業務がほとんどです。輸出先は香港、台湾、マレーシア。香港の2社が大きな得意先で、1社はスーパーに卸している商社で、もう1社は市場の中の荷受会社。仕事は単純にいうと、朝、セリに行って商品を買って出荷するという流れです。万果の中で輸出をやってるのは僕ともう一人だけ。売上は6億。輸出が5億で、1億が転送です。転送とは国内の他の卸売市場に出荷すること。商品は万果が扱っている果実全般。たまにタマゴとかお菓子を扱うこともあります。あとは輸出先とのさまざまなやり取り。いまはLINEの電話でやりとりします。第二商品部に所属しているので、部の在庫なども見ます。僕はメロンを担当しています。
人間関係の構築と自分だけの「武器」を持つこと。
仕事のやりがいは、自分の働きが業績に直結することかな。商品を買ったり売ったりしていると、必ず余ったり足りなかったりが出る。それをどう調整するのかが腕の見せ所で、大切なのは人間関係づくり。それと取引する時の材料である武器を持っていること。熊本に「ひのしずく」というイチゴがあって、その「黒箱」というのが香港市場での最強アイテムになっています。その主導権を握っているのが僕。香港では「ひのしずくの黒箱なら万果の西村に頼め」ということになっている。そういう武器をいくつも持っていて有利な取引をする。それがこの仕事の醍醐味かな。

目 標

輸出の存在感を日々高めたい。

3年後の目標は、部長になっていること。売上は12億。ふだんからみんなで話したり、僕が言ったりして、自分にプレッシャーをかけないといけないので。12億は今の倍だけど、決してできない数字ではないと思う。万果が取り扱っている商品で、まだまだ輸出に出してない商品がある。リンゴなんかもそう。あと船ももっと行ける。それと国内の業務との連携も大切です。国内のスーパーのビジネスと連携しないと値段のシビアな香港では勝てない。輸出業務はグループの中でも後発なので、輸出業務の存在感を日々高めていきたい。

就活生へのメッセージ

やりがいは大きな会社より絶対ある。

小さな会社なので、好きなことができること。やりがいは大きな会社より絶対あります。さらに自分の働きが業績に直結するというのも魅力。「業界の古い習慣から飛び出し新しいことに挑戦する」という社風なので、ベンチャーというか、自分でやりたいことを見つけてビジネスを立ち上げたいみたいな人もいいと思います。あと、人種・文化が違うお客さんと接する仕事なので、まともにやりあってたらつぶれてしまいます。お気楽なところと細かいところのバランスが取れてる人がいいと思います。

1日のタイムライン

5:00
出社。 輸出と打ち合わせ。
5:40
セリ(イチゴ)で商品購入。
6:40
セリ(メロン)で商品購入。
セリが終わったら、集計して、出荷の準備。(伝票切ったり、インボイス書類を作成)同時進行で、他の市場と「これいりませんか」「これある?」という電話のやりとり。
12:00
昼食。
13:00
残品業務(第二商品部の棚卸し)
15:30
退社。
帰宅してから、輸出先、他の市場、通関業務の電話(それぞれ5分ほど)。